看護師にとって結婚してからも勤務を続けようと考えると、仕事と家事の両立が問題になりがちです。どちらもバランスよく行っていこうとすると時間や体力が足りないという自覚をせざるを得なくなります。
両立して限界になる前に一歩踏み出して対策を練る必要があり、その踏み出しのタイミングを遅らせないことが重要です。
最初に行うべき対策は相談です。それで解決されるのに越したことはありません。しかし、この相談は一種の交渉になるため、十分に自分にエネルギーがないと自分の思い通りにはなりにくい点は注意しておきましょう。
相談には二種類あります。一つは職場の上司に事情を相談して、仕事の割り振りを変更してもらう方法です。一般的な上司であれば、事情を説明すればある程度の理解を得ることが可能です。制度上で許される場合には勤務条件についての変更についても提案してもらえるでしょう。そうすることで、仕事の負担が減り、家事に割く時間が長くなります。
もう一つは家族との相談であり、家事を分担するのが目的になります。夫にどれだけ分担してもらえるかは夫の忙しさと性格に大きく依存することは忘れてはなりません。理解力があって自分も頑張るという姿勢を持ってくれる夫なら、半々の負担にすることも可能です。
また、子供がある程度大きければ家事を任せることは不可能ではありません。このような形でよく相談をして交渉を進めていくことが、バランスよく両立できる日々に繋がるのです。まずは相談するためのエネルギーがあるうちに、行動に踏み切りましょう。